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星野が見たWordCamp Tokyo 2012の裏側

こんにちは。株式会社コミュニティコムの星野邦敏です。

2012年9月15日(土)に、WordPressのイベント「WordCamp Tokyo 2012」が行われました。
WordCamp Tokyo 2012 | ワードキャンプ東京 2012年9月15日(土)大田区産業プラザPiO

色々な方々が、セッションの内容や報告レポートを既にアップしていると思いますので、ここでは、ここ3年くらい関わらせていただいており、今回もスタッフ&スピーカー&スポンサーとして関わった、私、星野から見た、WordCamp Tokyo 2012の裏側の動きなど、お伝えできればと思います。

まず始めに、今回のWordCamp Tokyo 2012の来場者数は、受付の資料配布ベースでカウントして約1100人でした。また、共同開催だったPHPカンファレンスの方は約600人。合計で1700人のイベントとなりました。

自分が初めてWordPressのイベントに参加したのは、2009年4月に、江戸川区の葛西区民館で行われた、WordCamp Tokyo 2009でした。
WordCamp Tokyo 2009 にご来場ありがとうございました
その時は、来場者数が150人、大きな会場だったと思いますが、空席も多かったかと思います。

WordCamp Tokyo 2011に参加すると、きっとある良いこと。
に書いた通りで、私が初めてスタッフとして関わったのは、京都リサーチパークで行われた、WordCamp Kyoto 2009でした。
WordCamp Kyoto 2009の参加者は、おそらく100人くらいだったと思います。

そう考えると、ここ3年で、参加人数も10倍近いイベントになったということで、その運営規模も比例して大きくなっています。ここまで大きくなると、数百人規模のイベントとは異なって、準備も大変になると思います。

例えば、大曲さんと星野がモデレーターをしている、WordBench東京という1地域のWordPressのイベントは、1回で200人くらいの参加者となりますが、この規模であれば、まだ小回りが効き、誤解を恐れずに言えば、そこまで大変ではありません。

自分が1000人を超えるイベント運営の経験が無いから大変に感じるのかもしれませんが、いずれにせよ、結構な規模感だったことは間違いありません。関わっている分野の規模が大きくなるのは肯定的に捉えることですし、とても良いことだと思います。

WordCampを関東圏で開くことは、結果的には2008年から、1年に一度の開催のようになっていますが、特段、定期開催が決まっているわけでもなく、毎回、有志のボランティアスタッフが、何かのタイミングやキッカケで集まることで、開催されています。

その点では、今回のWordCamp Tokyo 2012は、ここ10年間大田区産業プラザPiOでイベントを開いているPHPカンファレンスが、今回はPiOの大展示ホールという大きな会場を予約したということで、会場スペースとして十分に広いので共同開催しませんか、という声掛けを、PHPカンファレンスの実行委員長の安藤さんからいただいたのが、キッカケでした。
それが5月のゴールデンウィーク明けのことだったと思います。

下北沢オープンソースCafeで、安藤さんから、その話を聞き、まず、やるの?やらないの?という議論からスタートしたことを覚えています。
その時に、西川さんを実行委員長として、WordCamp Tokyo 2012を開催することが決まったと記憶しています。

6月中旬には、「WordCamp」という名前で行うかどうかは置いておいて(「WordCamp」という名称を使ってイベントを行うには、アメリカのWordCamp Foundationに申請する必要があり、その後もやり取りが必要となるので、その手間が掛かるからです。WordCamp を開催するには | WordCamp Japanをご覧ください。)、まずは実際に、WordPressのイベントを行うこと自体は決まり、募ったボランティアスタッフのキックオフミーティングが、渋谷のJELLY JELLY CAFEで行われました。その時に、実行委員長の西川さんが、一方的な情報提供をするだけのイベントではなく、文化祭のような雰囲気、ユーザー同士の交流がありブースでの賑わいなどがあるイベント、という趣旨の説明がありました。例えば、当日にアンカンファレンスの場が畳になったりも、この趣旨が繋がったのだと思います。

星野が見たWordCamp Tokyo 2012の裏側
スライドを使って語る西川さん。熱く15分くらい話していた記憶があります。

星野が見たWordCamp Tokyo 2012の裏側
それを聞く人達。

そのような形で、WordCamp Tokyo 2012がスタートしました。
今回は、初めからスタッフをWebサイト上で募集しましたので、スタートし始めた時から60人くらいがスタッフとして集まったと記憶しています。

今回は、PHPカンファレンス側との調整もありましたので、6月下旬には、PHPカンファレンスとWordCampの実行委員長や会計担当者などを中心に、それぞれから4人づつで、8人くらいで集まる会も、PHPカンファレンスの川井さんのWAVE新宿本校にて、ありました。

星野が見たWordCamp Tokyo 2012の裏側
会場の大まかな割り当てなどを決めたり、予算的な話をしたり、だったと記憶しています。
もっと具体的には、例えば、スポンサー費用の単価が、PHPカンファレンスは大企業のスポンサーも多く単価を高く設定しているのに対して、WordCampは多くの企業や個人に関わって欲しい趣旨から単価が低く数が多いなど、それぞれの特徴があって、今回は同一会場になるのでその統一性を図るためのスポンサー費用の単価のすり合わせの話し合いなども行いました。

星野が見たWordCamp Tokyo 2012の裏側

そのようなことを持ち帰り、7月上旬には、大まかな会場の図が出来ていたり、スタッフの役割分担が決まったりして、いよいよに盛んに動くこととなりました。

星野が見たWordCamp Tokyo 2012の裏側
またまた渋谷のJELLY JELLY CAFEをお借りして、会場の説明をする西川さんとそれを聞くスタッフ達。

星野が見たWordCamp Tokyo 2012の裏側
この頃には、既に、それぞれの担当の役割がしっかりとしており、それぞれの担当グループに分かれて、話し合いをしています。その全体をまとめるのが、西川さんとマクラケン直子さんということで、全体の調整が一番大変だったのではないかと推測しています。

そんな私、星野は、今回は、最近仕事で手一杯ということもあって、スポンサーの受付や業者への支払いの銀行口座を用意したり、スポンサーの配布資料の郵送先として自分のオフィスを使ってもらったり、という完全裏方として、しかも、今回は真木さんという強力なサポートがあって、この辺りから、まったりと過ごしました。
以前は、運営スタッフが少なく、自分がやらなくちゃ!みたいに妙に思っていたところもあったのですが、それは過信であって、案外、自分がいなくても回っているもので、参加者が増えただけでなく、運営側の人も次々と新しい人が増えて心強く、良い意味で肩の力を抜いた形で関わることができました。
誰かが言っていたのですが、こういうことを通じて、それぞれの人の得意分野なども分かり、とても興味深く思いました。

その後も、それぞれの担当班ごとに分かれて集まったり、全体でも集まったり、普段は、BacklogとFacebookで情報共有したりして、作業を進めていったという流れです。私は自分の担当部分しか見ていませんでしたが、西川さんは全てに目を通していた、ということで、この規模のイベントになると、それはおそらく自分の本来の仕事にも影響を与えるはずで、今回の西川さんを見ていて、本当に凄いなと思いました。

WordCamp Tokyo 2012の前日には、WordCampの運営スタッフにて、荷物を搬送して、会場設営もしました。前日は、2012年9月14日(金)ということで、平日ということもあり、スタッフの中でも任意参加で準備に参加できる30人前後メンバーの­みで行いました。

そんなこんなで、いよいよWordCamp Tokyo 2012の当日です。

WordCamp Tokyo 2012 当日の朝の開催直前のスタッフ最終ミーティングの様子の動画です。

当日の各スタッフの動きを示したスケジュール一覧表や、インカムなども用意して、それぞれの連携を図ったりしました。
また、当日の運営のマニュアルのようなものも用意した上で、最終ミーティングを行なっています。
どんなに準備をしても、当日は色々とあるものですが、その時に出来る最大限のことをした上で、当日を迎えています。

当日の意気込みについて、実行委員長の西川さん。

同じく、当日の意気込みについて、マクラケン直子さん。

同じく運営スタッフの、ひとみちゃんと大曲さん。

PHPカンファレンスの実行委員長の安藤さんの当日意気込みです。

いよいよ開催直前です。
WordCamp Tokyo 2012は、開場は午前9時30分でした。当日は運営スタッフは午前8時30分に集まって最終の準備をしました。この動画は午前9時過ぎ、運営スタッフとスポンサーが事前にブース設営やUSTREAM機材設置などをしています。

そのようなわけで、WordPressの大きなイベントをやるか・やらないかが、5月に決まり、6月にはキックオフがあり、7月くらいからググググーンと動き始め、そこから約2ヶ月で、スポンサーを集めたり、スピーカーを募集したり、会場設営の準備をしたり、最近のWordPressのイベントはそのイベントに参加するために全国から人が集まるので、おもてなしをしたり、色々な企画とそれに基づく準備が行われました。

WordPressのイベントである、WordCampやWordBenchは、有志のボランティアスタッフにより運営がなされています。
皆、それぞれの本業の仕事もある中、このような運営側になることは、運営スタッフ側になってみないと分からない、良い点が多くあります。
また、その一方で、運営側になったことで苦労した点ももちろんあります。ただ、それによって本業の仕事とはまた違った形で成長できるという点も良いことでしょう。
そのようなことについて、WordCampの運営スタッフになることと、ちょっと意味合いが違いますが、皆で持ち回りで書いているブログの方で、私が書いた似たような趣旨に関するブログ記事があるので、もし良かったら、参考に一読ください。
IT勉強会を自分で主催するメリット・デメリットと、それらを有料or無料で開く判断。 | WP-D

今回のWordCampの雰囲気を見て、次回は運営スタッフ側で関わってみたい!と感じた人がいたらいいなぁと思います。
新しい人がドンドン増えることで風通しが出来てコミュニティが発達して、それがオープンソースの普及に繋がるのだと感じます。

星野が見たWordCamp Tokyo 2012の裏側
一部のスタッフが写っていないけど、WordCamp Tokyo 2012の最後にスタッフで集まって撮った集合写真です。

詳しいセッションの内容などは、USTREAMに当日配信したものが録画されて残っていますし、YouTubeには解像度の高い動画の録画の元データをアップロードしています。また、それぞれのスピーカーがスライド資料を公開しています。
それらの一覧は、後日に、公式にWordCamp Tokyo 2012のWebサイトに公開される予定です。また、既に一覧をまとめている人もきっといるでしょう。ここでは、WordCamp Tokyo 2012のスタッフとして見た裏側ということで、WordPressに関する内容は、そちらをご覧ください。

以上となります。今回もお疲れ様でした!ありがとうございました!
なかなかにして、社会人になって、自分は今33歳なのですがこの年齢で、こういう文化祭のような雰囲気を楽しむことも少ないかと思うので、改めて、関わることが出来て、とても感謝しています。

次回はさっそく大阪で、2012年11月3日に開催ということで、今度は大阪でお会いしましょう!
WordCamp Osaka 2012 〜めっちゃ気になるWordPress〜 | 2012年11月03日(土/祝) 天満研修センターにて開催!