「WordPress(ワードプレス)超入門」は、株式会社コミュニティコムが運営する「WordPressテーマ&プラグイン販売 コミュニティコムショップ」が、WordPress初心者のためにホームページを開設するまでの手順をわかりやすく解説するシリーズです。
ホームページを作成する際に耳にする「独自ドメイン」。企業のホームページでは「独自ドメイン」を使っているところも多くあります。
では「独自ドメイン」とは何でしょう?ホームページを作成する時には使った方がいいのでしょうか?
ここでは、「独自ドメイン」の基本のキから説明していきます。
もくじ
1. URLとは?
2. ドメインとは?
3. 独自ドメインとは?
4. 無料(独自ではない)ドメインとは?
5. 独自ドメインと無料ドメインのメリット・デメリット
独自ドメインのメリット
独自ドメインのデメリット
無料ドメインのメリット
無料ドメインのデメリット
Tips – トップレベルドメインとは? –
トップレベルドメインとは?
トップレベルドメインの主な種類
トップレベルドメインの分類には必ず従わないといけないの?
1. URLとは?
「ホームページは https://example.comをご覧ください」と書かれている時の「https://example.com」で始まるアルファベットの文字列全体のことを「URL」と言います。「URL」は「ホームページがインターネット上のどこにあるかを示すもの」で「アドレス」とも呼ばれます。アドレス=住所で、まさに家が日本のどこにあるかを示す自宅の住所と同じく、ホームページの住所です。「URL」は「Uniform Resource Locator」の省略形で「ユーアールエル」と読みます。
2. ドメインとは?
「https://example.com」というURLのうち 「example.com」の部分を「ドメイン」と言います。ドメインは住所(URL)を構成する一部で、インターネット上に2つの同じドメイン名は存在しません。ホームページのURLは世界中でたったひとつのものです。
3. 独自ドメインとは?
いよいよ「独自ドメイン」にたどり着きました。では「独自ドメイン」とは何でしょう?
独自ドメインは「URLが丸っと全部自分のもの」ということです。
「ムームドメイン」「お名前.com」といった「独自ドメイン取得サービス会社」と契約すると、年額数百円~数千円で自分の「URL」を持つことができます。ただし、「独自ドメイン取得」と「サーバーのレンタル」は別なので、「独自ドメインを取得し、サーバーをレンタルする」という2つの契約が必要となります。
「独自ドメイン」は、ドメインとなる文字列を自分で自由に(一部選んで)決めることができるものです。
https://example.com
このURLの 「example.com 」のうち、「example」 が自分で選んだ文字列(社名の英語表記)で、「.com」は「トップレベルドメイン」といい、国や業界を示しています。トップレベルドメインは独自ドメインを決める際に自分で選ぶことができます。
4. 無料(独自ではない)ドメインとは?
では「独自ではないドメイン」とは何でしょう?
「独自ではないドメイン」は、レンタルサーバーを借りる時にレンタルサーバー会社から無料で提供されるURLなど、どこかのドメインに間借りする形で提供されるドメインのことです。
ホームページを作成する際には、「1-1」,「 1-2」で説明したように多くの人が「レンタルサーバー」を借ります。その時に多くの場合無料の(=レンタル料金に含まれる)「レンタルサーバー会社から提供されるドメイン」があります。
例:レンタルサーバー「ロリポップ」の場合
自分で決める好きな文字列
+
.main.jp
.sub.jp
.ciao.jp
.hippy.jp
.moo.jp
この組み合わせがロリポップより提供される無料で使えるドメインになります。
前半は自分で決められますし、後半は選べます。独自ドメインと変わらない?と思う人もいるかもしれません。
確かに一見すると、自分で組み合わせた自分専用のURLですが、あくまでも、ロリポップの中の1ドメインになります。
例えてみると以下のようになります。
独自ドメイン:1軒家で自分のもの
独自ではないドメイン:マンション(大家:ロリポップ)の中の1室を賃貸している
5. 独自ドメインと無料ドメインのメリット・デメリット
独自ドメイン、無料ドメイン、それぞれにメリット・デメリットがあります。
自分のホームページの目的に沿った方を選ぶと良いでしょう。
独自ドメインのメリット
- 検索されやすい
- サーバーを移転する場合に、同じURLを使い続けることができる
- 好きな文字列を使えるので、社名やサービス名など分かりやすい・覚えやすいものを使うことができる
独自ドメインのデメリット
- ドメイン会社から有料で取得する必要がある
- コストが掛かる。ドメインにより価格は変わりますが、使い続ける限り、毎年数百円~数千円程度掛かります
- レンタルサーバーに取得したドメインを設定する必要がある
無料ドメインのメリット
- コストが掛からない(ドメインの使用料はレンタルサーバー料に含まれている)
- 設定が簡単
- 前半は自分の好きな文字列を使えるので工夫次第で社名などを分かりやすく表せる
無料ドメインのデメリット
- トップレベルドメインの「 .jp 」「.com」 などビジネスでよく使われるトップレベルドメインは基本的に提供されていない
Tips – トップレベルドメインとは? –
トップレベルドメインとは?
URLの一番最後の「.jp」「.com」などのことで、国や業界を表しています。
「.jp」は日本人または日本企業のみが取得できます。
トップレベルドメインの種類
よく目にするトップレベルドメインには以下のようなものがあります。
- .jp 日本国内在住者用
- .com 企業や商業組織用
- .net インターネットサービスプロバイダやネットワーク関連事業や団体など
- .org 非営利組織用
- .info 情報サービス用
- .biz ビジネス用
- .co.jp 日本の企業用
- .ne.jp 日本のネットワーク関連事業や団体用
- .ac.jp 教育機関用
- .go.jp 政府機関・特殊法人用
トップレベルドメインの分類には必ず従わないといけないの?
いいえ、この分類に必ず従う必要はありません。
が、活動に沿ったトップレベルドメインを使うと、ユーザーにとって「そのホームページがどこの業界が運営しているホームページか」がイメージがしやすくなります。ホームページの信用度が少し増すかもしれません。
また「.jp」が日本国内限定など、一部利用に制限のあるトップレベルドメインもあります
まとめ
独自ドメインとは、独自ドメイン取得サービス会社と契約することでドメイン名の末尾まで決められる、自分専用のドメインのことです。
独自ドメインを使うと以下のメリットがあります。
- 検索されやすい
- レンタルサーバーを移転する時にも引き続き同じURLを使うことができる
- ドメイン名を自分で設定できるので、サービス名や社名など、ユーザーに分かりやすいURLを設定することができる
WordPressで作ったホームページをビジネスや会社、サービスなどに使用する場合は、「独自ドメイン」を使うのがおすすめです。
株式会社コミュニティコムが運営するWordPress(ワードプレス)テーマ&プラグイン販売 コミュニティコムショップでは、弁護士・法律事務所・士業向け WordPress テーマや、歯科医院・歯医者さん向け WordPress テーマなど、 業種・用途特化のWordPressテーマを販売しています。もちろん新エディター「Gutenberg(グーテンベルク)」対応です。
>> コミュニティコムショップのWordPressテーマ一覧
また、1ヶ月間無料の月額サポートプランでの継続的なサポートや、制作代行オプションもご提供しております。
>> コミュニティコムショップのオプション一覧
株式会社コミュニティコムが運営する教育部門「Chiemo(チエモ)」では、WordPress(ワードプレス)でホームページやブログを作り始めたけれど、「ここがわからない!」といったお悩みに対して、プロのデザイナーがマンツーマンでレッスンを行っています。
>> ホームページ制作&WordPressなんでも相談会