2017年10月20日
  • 自社保有メディアのサイト運営によるインターネット広告事業・WordPressによるサイト制作事業・コワーキングスペース・シェアオフィス・貸会議室の運営事業を行っています。

独自ドメインを、ムームードメインからさくらインターネットにドメイン移管する手続きの流れ

先日、1つのWebサイトについて、ドメイン管理の登録業者を、ムームードメインからさくらインターネットに変更する、という手続きを行ったので、その流れについて、記載します。
今回はたまたま、ムームードメインからさくらインターネットへのドメインの移管でしたが、その逆でも基本は同じ流れだと思いますし、他のドメイン登録業者でもだいたい同じだと思います。

なお、独自ドメインを管理する登録業者を変更することは、正確には「ドメイン移管」ではなく、「レジストラ移管」と言う気もしますが、ドメイン移管の方がよく言う気がしますので、ここではそのように表現しています。

まず、注意点としまして、
・そもそもになるのですが、ドメイン移管はやはり面倒なので、ドメイン移管しないで済むような運用は考えた方が良い。
・移管するドメインの保有期間や失効までの期間などにより、移管が難しい場合もあるので、始めに確認。
・ドメイン移転には、何だかんだで1週間くらいは掛かるので、余裕のあるタイムスケジュールが良い。
という3点を書いておきまして、実際の流れの説明をしたいと思います。

注意点その1:
そもそもになるのですが、ドメイン移管はやはり面倒なので、ドメイン移管しないで済むような運用は考えた方が良い。

ドメイン移管は、そもそも面倒です。できればしないに越したことはないですよね。
では、ドメイン移管をする場合とは、どういう時でしょう?考えられる点としては、以下の3点でしょうか。

(1)ドメイン管理の値段が高い業者から低い業者へドメイン移管する。サービスの違いによってドメイン移管する。
これは、始めに色々と比較すると良いと思います。管理業者によるサービスの差というのは、ごく普通のWebサイトを作る場合には変わりません。ですので、安い業者でも良いかもしれないです。
ただ、例えば、ワイルドカードが使えるかどうか、など、違いがあります。具体例としては、WordPressでマルチサイト機能を使い、子サイトをサブドメインで運用したくて、かつ、それを不特定多数の人に自動登録させる場合、Aレコードでワイルドカードが使える業者でないと、サイトの運用が難しいと思います。
この点、ムームードメインはワイルドカードが使えない、バリュードメインやさくらインターネットはワイルドカードが使えます。
そのようなコスト面やWebサイトの運用方針などで、ドメイン移管が必要になる場合もあるでしょう。

(2)企業のWebサイトの請負案件などで継続的に管理している場合、制作や運営を担当する業者が変わるので、ドメイン移管する。
企業のWebサイトの請負案件について、ドメインまで管理している業者の場合、制作業者や運用代行業者が変わったら、その業者間で、ドメインの引き渡し等があるかもしれません。

(3)自分の運営サイトにおいて、そのWebサイトごと、売却をするので、ドメイン移管する。
自分の運営サイトを、そのWebサイトごと売却する、という、いわゆるサイト売買の場合、契約書に基づき、一定時期に、ドメインの所有者の移転をすることになると思います。

そのようなことで、何かしらの理由で、ドメイン移管が必要になった場合、次に、以下の点を確認しましょう。

注意点その2:
移管するドメインの保有期間や失効までの期間などにより、移管が難しい場合もあるので、始めに確認。

ドメイン移管は、どのような条件下でも出来るわけではありません。以下にムームードメインで記載のあるドメイン移管の出来る条件についての記述を一部引用します。

以下に該当するドメインはレジストラ移管を行えません
移管を希望するドメインの有効期限や、現在のドメイン登録業者(現レジストラ)によっては、レジストラ移管ができない場合もございます。申請を行う前に下記項目をご確認ください。

お客様が管理・契約していないドメイン
移管申請を行うと、WHOIS情報に登録されている管理担当者メールアドレス宛てに移管承認作業の依頼メールが送付されます。承認作業はお客様ご自身で行っていただくことになります。申請を行う前に、管理担当者メールアドレスがお客様ご自身のものになっていることを必ずご確認ください。

取得から60日以内のドメイン
ドメインの取得から60日以内は、現在のドメイン登録業者からレジストラ移管を行うことができません。

有効期間が9年以上残っているドメイン
レジストラ移管を行うと現在のドメイン有効期間にさらに1年分が追加されます。有効期間が9年以上残っている場合、最大契約期間である10年を超えてしまうため移管を行えません。

有効期間が残り14日以内及び期限切れのドメイン
現在の登録業者(現レジストラ)との契約が14日以内に切れてしまうドメインは移管できません。また、すでに有効期限が切れている場合は、レジストラ移管ではなく新規お申し込みとなります。

現レジストラがロックをかけているドメイン
登録業者によっては、他業者へ移管できないようドメインにロックをかけている場合もございます。移管が可能かどうかは、現レジストラへご確認ください。

「お客様が管理・契約していないドメイン」
こんなの当たり前じゃないか、と思うかもですが、自分が管理・契約をしていたとしても、WHOIS情報に登録されている管理担当者メールアドレス宛てに移管承認作業の依頼メールが来るので、WHOIS情報をドメイン管理の登録業者が用意してくれている名前や住所やメールアドレスにしている人は、一時的にでも自分の情報にしないとメールが届きません。この点は注意が必要です。
なお、WHOIS情報とは、ドメインの所有者情報を全世界に公開する仕組みのことです。ブログ運営者などで、自分の住所などがWHOIS情報から分かってしまうので、WHOIS情報を代行してくれるサービスが無料で付いていたりするドメイン登録業者もあります。そのようなサービスを利用している人も多いと思いますが、ドメイン移管の際にはWHOIS情報を自分の情報にする必要があります。

「取得から60日以内のドメイン」「有効期間が9年以上残っているドメイン」「有効期間が残り14日以内及び期限切れのドメイン」
このようにドメインの取得時期や有効期間によって、ドメイン移管が出来ないケースがあります。
取得期限が60日以内なのは60日を過ぎるまで待つ必要がありますし、有効期間を思わず長期間で取得してしまった場合には9年未満になるように待つ必要があります。また、有効期間が残り14日以内の場合には、一旦、再度1年間の有効期間延長をした後にドメイン移管をしましょう。

「現レジストラがロックをかけているドメイン」
多くのドメイン管理の登録業者は、このようなロックは掛けていませんが、もし始めに調べずに、規約などに書かれていたりして、ロックが掛かっている場合には、どうにもなりません。ドメインを始めに取得する際に、そのような点に意識しなかったことに後悔するしかないかもしれません。この場合には、ドメイン移管はおそらく出来ないです。ドメインは、日常生活で言うと登記のようなもので、とても重要なものです。当初は移管の予定は無くとも、長期間のWebサイト運用で、その必要性が出てくることも考えられますから、始めにドメイン移管ができる登録業者であることは確認しておくと良いかもしれないですね。

注意点その3:
・ドメイン移転には、何だかんだで1週間くらいは掛かるので、余裕のあるタイムスケジュールが良い。

ドメイン移管には、何だかんだで1週間くらいは掛かります。特に、ドメイン移管のメールなどは届くまでに数日掛かることもあり、その間、どうすることもできません。そこで、スケジュールに余裕が無いと、焦ってしまうと思います。予め、余裕のあるタイムスケジュールだと良いと思います。

では、以下に、ドメイン移管する手続きの流れを書きます。

まず、現在のドメイン登録業者にある認証コード(AUTH_CODE)を、新しいドメイン登録業者の移管申請画面からドメイン名とともに入力します。
なお、現在のドメイン登録業者にある「認証コード(AUTH_CODE)」は、WHOIS情報を自分の情報に変更した後であれば、ドメイン登録業者の管理画面のドメイン詳細に記載があることが一般的です。
したがって、自分の中だけで移管する場合には問題ありませんが、ドメイン移管によって所有者や管理者が変わる際には双方のコミュニケーションが必要となると思います。

余談になるかもしれませんが、重要なこととして、
ドメインの所有者は変わらず、ドメイン登録業者を変えるだけなら、特に問題になることはないでしょう。
一方で、ドメインの所有者まで変わる場合には、今までのドメイン登録業者の管理画面を見れる人間と、新しいドメイン登録業者の管理画面を見える人間が、異なることとなります。それぞれの管理画面を見なくても、「認証コード(AUTH_CODE)」を新しい所有者に教えるだけで、手続きは進めることができますが、今までの所有者の元に申請承認メールが来たり、インターネット上から承認ボタンを押してもらったり、する必要があるので、今までの所有者と新しい所有者のコミュニケーション(メールのやり取り等)が必ず発生するはずです。ドメイン移管に関しては、「よろしくやっておいてよ」的なことは出来ないので(それが出来てしまってはドメイン所有者が自由に変更できてしまって逆に困りますよね)、もしドメイン登録業者を変更すると同時にドメインの所有者まで変更されるケースでは、ドメイン移管が完了するまで、良好なコミュニケーションを取る必要があります。

新しいドメイン登録業者から、ドメイン移管申請をすると、今まで使っていたドメイン登録業者と紐付いて、WHOIS情報に記載されたメールアドレスに、以下のようなメールが来ます。メールの文面は異なるかも知れませんが、.jpドメイン以外は、メールが英語で来ると思いますので、英語のメールに慣れていない人はスパムメールと間違えないようにしましょう。

———-

Attention: Licence Holder,

Re: Transfer of (ドメイン名)

Reference: (半角数字の番号)

The current registrar of record for this domain name is (半角数字の番号)

Melbourne IT LTD , an ICANN accredited Registrar, has received a request from our authorised Reseller SRS SAKURA INTERNET INC, www.sakura.ad.jp, who acts as manager of your domain name, on 25-Jun-2012 for us to become the new Registrar of Record.

You have received this message because you are listed as the Registered Name Holder or Administrative contact for this domain name in the WHOIS database.

Please read the following important information about transferring your domain name:

You must agree to enter into a new Registration Agreement with us. You can review the full terms and conditions of the Agreement at
(ドメイン移管を承認する際にクリックするURL)

Once you have entered into the Agreement, the transfer will take place within five (5) calendar days unless the current registrar of record denies the request.

Once a transfer takes place, you will not be able to transfer to another registrar for 60 days, apart from a transfer back to the original registrar, in cases where both registrars so agree or where a decision in the dispute resolution process so directs.

If you WISH TO PROCEED with the transfer, you must respond to this message via the below method (note if you do not respond by 28-Jun-2012, (ドメイン名) will not be transferred to us)

Please go to our website
(ドメイン移管を承認する際にクリックするURL)

If you DO NOT WANT the transfer to proceed, then don’t respond to this message.

If you have any questions about this process, please contact your Reseller at mit-staff@sakura.ad.jp

PLEASE NOTE
——————————————————————
Acceptance of this transfer request also involves renewing your Domain Name(s) for a further 1 year(s). If you have recently ordered a renewal with our above-mentioned Reseller, this transfer may be part of that arrangement. There are no extra fees payable by you to us beyond the fees already arranged between you and our Reseller.
——————————————————————

Kind Regards,
________________________________________________
Melbourne IT Ltd ‘Trusted for Online Success’
_________________________________________________
ABN : 21 073 716 793
Trading as : Internet Names WorldWide (INWW)
Internet Names Australia (INA)
Support : www.melbourneit.com.au/contacts/support.php
Website : www.melbourneit.com.au
Offices : Melbourne, San Francisco, Madrid, London, Stockholm, Paris
and Amsterdam
Head Office : Level 2, 120 King Street
Melbourne Victoria Australia 3000
________________________________________________

———-

誤解を恐れずに、一言で表現すると、要は、ドメイン移管に同意する人は、(ドメイン移管を承認する際にクリックするURL)部分のURLをクリックしてね、というメールです。

クリックすると、以下のような画面が表示されます。

独自ドメインを、ムームードメインからさくらインターネットにドメイン移管する手続きの流れ

この時、入力箇所は、以下の2箇所です。
I, [ココには自分の名前or自分の会社名を入力することが多いでしょう](domain holder or authorised agent)
Domain Name Password (Auth Info):[ココに「認証コード(AUTH_CODE)」を入力します]

入力を終えたら、「Proceed with this Transfer」をクリックします。

独自ドメインを、ムームードメインからさくらインターネットにドメイン移管する手続きの流れ

完了しました、という感じの画面が表示されます。

その後、ムームードメインから他のドメイン登録業者に移管する場合には、ムームードメインから以下のようなメールが届くと思います。

———-

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ムームードメイン ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
An English version of this message is contained below.
───────────────────────────────────
■重要■トランスファー申請に関する確認のご連絡
───────────────────────────────────
(あなたの名前) 様

ドメイン名:(ドメイン名)

ムームードメインは、上記ドメインについて(日時) に他社
レジストラへの、トランスファー申請を承りました。

トランスファー手続きにつきまして、期日までにお客様のご意思を確認の上、
承認・拒否どちらかのお手続きをお願いいたします。

【対応期日】
 各種JPドメイン:本メール送信日時から168時間(7日)後まで
 JPドメイン以外:本メール送信日時から72時間(3日)後まで

【お手続き方法】
1.下記URLへアクセスしてください。
(手続き用のURL)
2.ドメイン名をご確認の上、トランスファーを承認する場合は「承認する」、
 拒否する場合は「拒否する」をクリックしてください。
3.確認画面が表示されますので内容を確認し、間違いなければ「完了」をク
 リックしてください。

期日までにご対応が確認できない場合は、各種JPドメインにつきましては、
トランスファー申請を一旦拒否させていただきます。
それ以外のドメインについては、トランスファー申請は自動的に承認と
させていただきますので、あらかじめご了承ください。

●その他注意事項●──────────────────────────
・JPドメインにつきまして、複数年のご契約を頂いている場合は、レジストリ
 でありますJPRSにおいては1年単位での更新となっているため、残登録期間が
 1年未満にならない状態で他レジストラへ移行すると、弊社にて行なわれた
 複数年分のご契約は無効となりますので、ご注意ください。

・JPドメイン以外のドメインは、トランスファーが行われますと、トランス
 ファー完了日から60日間は他のレジストラへのトランスファーを行うことが
 出来ません(トランスファー完了前・後のレジストラ双方の合意の基に行わ
 れる前レジストラへのトランスファー、もしくは紛争処理における裁定の
 結果の場合は除く)。

ENGLISH VERSION ───────────────────────────

DOMAIN NAME TRANSFER

Attention: (あなたの名前)

ムームードメイン received notification on (日時) that you
have requested a transfer to another domain name registrar.

[For TLDs Except .JP Extension]
If you want to proceed with this transfer, you do not need to respond
to this message. If you wish to cancel the transfer, please contact
us within 72 hours by:

Please go to our website
(手続き用のURL)

If we do not hear from you within 72 hours, the transfer will proceed.

———————————————————————
[For .JP]
If you DO NOT wish to proceed with this transfer, you do not need to
respond to this message. If you want to proceed with this transfer,
please go to our website below:

(手続き用のURL)

If we do not hear from you within 184 hours, the transfer will be canceled.
───────────────────────────────────

ご質問等がございましたら https://muumuu-domain.com/?mode=inq までご連絡下さい。

───────────────────────────────────
・お問い合わせ先(Contact Us) https://muumuu-domain.com/?mode=inq
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ムームードメイン ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

———-

記載されている(手続き用のURL)をクリックすると、以下の画面が表示されます。
「トランスファーアウト承認フォーム」として、要は、ドメイン登録業者をムームードメインから外の業者に移管することを承認するか・拒否するか、その申請画面となります。

独自ドメインを、ムームードメインからさくらインターネットにドメイン移管する手続きの流れ

ドメイン移管(レジストラ移管)を承認する場合には、「承認する(Approve)」をクリックしましょう。

すると、ムームードメインから、「トランスファー申請の承認処理が完了いたしました。」というメールが届くかと思います。

この手続によって、新しいドメイン管理業者へ承認の報告が行き、ドメイン移管は完了となります。あとは、新しいドメイン管理業者の管理画面の方で、ドメイン登録が行われていることを確認しましょう。

以上で、ドメイン管理の登録業者を、ムームードメインからさくらインターネットに変更する、という手続きが完了となります。

このドメイン移管に掛かる期間は、だいたい1週間くらいでしょうか。英文のメールが届くのに数日掛かるので、その辺りを待つ必要があります。